社労士試験 独学勉強法 6つのポイント
社会保険労務士の試験はけっこうキツイと思います。
試験時間が長い、暑い時期に、午前中 択一式210分、午後 選択式80分、集中力、注意力の維持が不可欠で、特に年をとってくると、きつい試験です。
私の体験から、社労士試験に独学で短期間合格するための勉強法のポイントは次の6点だと思います。
(ほぼ同じ勉強法で同じ年の行政書士試験にも合格しました。)
1、資格スクール(以下予備校といいます)の情報を利用する。
受験情報はもちろん、試験センターと過去問が原点ですが、その情報を中心に最新の情報を加えて、分析して、教えてくれるのが、予備校です。受験生の弱点なんかも研究しています。
通学していると、意識することなく情報ははいってくると思いますが、独学ですと、こちらから入手することが必要です。
@予備校へ資料請求する
受講案内の資料でいろんなコースの勉強時間、また公開模試の日程等を調べて、勉強時間がどのくらい必要かまた、インプットをいつ頃までに終了したらいいか、学習のスケジュールを頭に入れました。
また、試験の内容、合格体験記、実務者の話 などが載った資料がもらえます。
合格体験記は参考になりますし、やる気も出ます。
資料請求先の例(2〜3校に請求したらいいと思います)
:ユーキャンの社会保険労務士講座
:社労士講座【資格の大原】
:クレアール社労士アカデミー
:TAC 社会保険労務士講座
:
A資格スクールのメルマガも申し込んでおいたらいいと思います。
LECかTACのメルマガがいいと思います。
LECメルマガ http://www.lec-jp.com/sharoushi/mailmaga/
TACメルマガ http://www.tac-school.co.jp/melmaga/melma.html
資料請求、メルマガ、HPで受験情報が簡単に手に入ります。
B全国公開模試を受ける
本試験の時間配分、緊張になれるため、1回は予備校の公開模試を会場(普段の学習場所と違う場所)での受験をおすすめします。
また、過去問より、予備校の予想問題をやった方が、効率はいいと思います。私は試験前、4回分の予備校の模試問題を繰り返し解きました。
LECとTACの模試は役に立ちました。繰り返し解いて力がついたと思います。
2、幅広くいろんな情報を集める
1年目の最初は、「社労士て何するのかな」、から始めました。
もちろん、1で書いた予備校の資料も役立ちます。
社労士の実務で関係が深いのが、労働局、ハローワーク、労働基準監督署、年金事務所等ですね。
年金事務所やハローワークのHPを見る
多くのパンフレットがあります。 年金機構の配布パンフレット
基本手当の説明ページです。
基本手当
もちろん、時間があれば年金事務所やハローワークに行ってみるのもいいと思います。
年金事務所に行くと、HPにあるパンフレットが置いてあります。カラーできれいなパンフレットをもらってきましょう。
パンフレットの内容で、もしわからない場合は質問しましょう。職員の方が、丁寧に教えてくれます。
ハローワークにも行かれることをお勧めします。求職の方の多いのに驚かれるでしょう。求職者向けのセミナー、職業訓練の案内などが置いてあります。
労基署に行けば、労働保険関係の資料が手に入ります。
勉強期間を通じてのモチベーションの維持、と一般常識対策のベースができると思います。
3、インプットは、教材(基本書1冊、過去問1冊)を絞る
2、とは逆なことを言っているようですが、受験用の知識のインプットは、教材を絞り込んでやりました。最初は幅広く勉強して、だんだん絞り込みます。
試験問題は幅広い浅い知識では、正答できません。でも最初から絞り込むと、自分が何を勉強しているかわからなくなるので、最初は幅広く、です。解りにくいですか?
基本書 1冊、過去問 1冊だけです。 それを、できるだけ、何回も繰り返しました。(3回くらい)私は、3回は繰り返したと思います。(例外として、基本書以外に 法改正・一般常識情報のインプットは必要です。 ポイントの5、で説明しています。)
4、アウトプットの練習は過去問よりも予想問題
アウトプットは予想問題を使います。市販の予想問題でもいいと思いますが、私は予備校の公開模試の問題を予想問題として使いました。
市販の予想問題より高価ですが、最新の試験情報、試験の傾向に基づいて作られた一番いい問題と思います。一般常識の問題を最新の問題が入っています。
上に書いたように、LEC、TACの公開模試は役に立ちました
直前期は、基本書、予想問題、横断整理本の3冊です。
5、一般常識、白書対策は基本書以外の教材でインプットが必要
社労士試験、特有の対策の立てにくい悩ましい点です。
過去問には無い、法改正や、最新の白書の問題と、一般常識というとらえどころのない問題が出題されます。 これが、選択式、択一で合計20問、アシキリの原因にもなります。
基本書と過去問では対策しにくいと思います。
基本書で80〜90%のインプットはできます。最後のインプットという感じです。
試験2〜3ヶ月前には、対策用の本も出版されます。1冊は準備しましょう。
6、直前1ヶ月が最重要
合格に必要な膨大な知識、記憶を長期間保有しておくのは難しいので、
直前期(1ヶ月程度)は集中して勉強すること。これは、説明する必要は無いと思いますが、やっぱり大事と思います。
受験は、体力、気力を使います。
効率よく1〜3回くらいで合格して、社労士の業務にエネルギーを使える方がいいですよね。
「同じ勉強方法で行政書士試験にも合格!」
このあと、これと同じ、勉強方法で、2008年の宅建試験、行政書士試験にも合格しました。
→「行政書士 独学勉強法」
行政書士の資格は、社労士と合わせて持ってると、仕事の幅も増えると考えて受験しました。行政書士の試験は社労士より短期間の勉強でした。
ですから、かなり効率的な勉強方法を見つけたと思います。
社会保険労務士試験を目指す人の参考に、役に立った勉強方法等をまとめてみました。
独学者を応援します。