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2、社労士の仕事の特質

最近はいろんなお客さんの仕事をしています。僕の場合の話ですが次のような感じです。
                     (ご参考→僕の事務所のHP

 

多いのは助成金の支給申請代行です。ハローワークで助成金の相談業務をしたことがあるので得意です。

 

助成金というのは、雇用保険ニ事業の雇用安定事業にかかわる制度です。(興味があれば→助成金とは を見てください)助成金をうまく申請すると事業主は30万円とか100万円もらえます。それのお手伝いです。助成金の書類には、就業規則と出勤簿や賃金台帳が必要で、労基法の知識が必須です。

 

 

就業規則の見直しの業務もあります。労基法と労働契約法、育児介護休業法とか、労働一般常識知識が必要です。

 

育児・介護休業法は就業規則の絶対的記載事項にある「休暇」に関係しますし、高年齢者雇用安定法では定年年齢について定められていて、これも、「退職に関する事項」として就業規則の絶対的記載事項になります。

 

あと、会社が労災や雇用保険に加入する手続き、の依頼、ハローワークへの求人のお手伝い、障害年金の審査請求の依頼もあります。

 

ほんとうに幅広い依頼があります。

 

仕事をしていて感じるのは、社労士の仕事は、直接「人間」に関係している仕事ということです。

 

タイムカードや賃金台帳、給与明細を見ると、従業員の就業の様子を感じます。遅くまで働いているんやなとか、この給料・・・安いな、高いな、とかです。

 

事業主さんの悩みを聴くこともあります。こちらも真剣耳を傾けます。カウンセリング的な感じもします。

 

事業主、従業員、年金の受給権者と話をしながら仕事を進めます。

 

労基法などの専門知識はもちろん必要ですが、しっかり聴き、話す、聴くも必要です。

 

接客業に近いところもあるかもしれません。

 

時間のある時はホームページに新しい情報を載せます。口コミ、紹介で来られるお客さんもいますが、ホームページ経由のお客さんもあります。

 

こんな仕事ですから、社労士業の特質をまとめると次のようになります。

 

1、「人」に直接関係している。

社長、従業員を思い浮かべながらの仕事になります。相性が良いお客さんを選ぶことになります。会話が好きな人は向いています。好き嫌いの多い人、気持ちが顔にすぐ出てしまう人は気を付けなければなりません。個人さん(年金関係の仕事)には優しくできることが大事です。

 

2、届出、手続き業務は細かい事務的な仕事です。

注意力が必要です。

 

3、就業規則作成や労働相談は民法等の知識も必要ですね。

細かい知識は不要ですが、労基法が民法の特別法ですから一般法である民法を知ることは大事です。合格してから、この方面の仕事に興味があれば勉強されたらいいでしょう。

 

4、仕事を増やすには、営業力が必要です。

開業登録しても、お客さんは来ません。紹介もありますが、ホームページは必須ですね。

 

5、幅広く仕事できます。

労働相談、年金相談、助成金、メンタルヘルス、カウンセリングに興味があれば経営相談、人生相談もできます。

 

こんな、仕事です。やりがいのある仕事です。頑張れば、それ相当に結果がでますし、自分も進歩します。

 

 

 


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